インプラント

院長より

志木の歯医者『志木かくや歯科クリニック』では、精密なインプラント治療を提供するために、歯科用CTや個室診療室を完備しています。インプラント治療は、歯を失った部分にチタン製の人工歯根を埋入し、その上に土台を装着し、人工歯を被せる治療方法です。この治療により、天然の歯に近い形で噛む機能を復元し、以前と同じように食事ができるようになります。インプラント治療は、入れ歯が合わない方や今ある自然歯を残したい方に特にお勧めです。また、インプラントは長期的な解決策として考えられており、優れた審美性や機能性を提供します。ご興味をお持ちの方は、当院までお気軽にご相談ください。経験豊富な医師とスタッフが丁寧に対応し、最適な治療計画をご提案いたします。

インプラント治療とは

インプラントは、歯を失った部位にチタン製の人工歯根を埋め込むことで、天然歯と同様の機能を取り戻す治療法です。従来のブリッジや入れ歯では噛む能力の低下や装着時の違和感がある場合がありましたが、インプラントは骨としっかり結合するため、安定感が高く、自然な噛む動作が可能です。欠損した歯を補うための治療として非常に有効であるとされています。

インプラントの構造

インプラント治療は、いくつかの部品で構成されています。主な部品は以下の通りです。

  1. フィクスチャー(インプラント体): これはあごの骨に埋入されるチタン製の部品で、人工歯根の役割を果たします。フィクスチャーは手術であごの骨に埋め込まれ、骨と結合して安定した基盤を提供します。
  2. アバットメント: フィクスチャーに取り付けられ、人工の歯を支える土台となる部品です。アバットメントはフィクスチャーに取り付けられ、歯の形状や噛み合わせを考慮して設計されます。
  3. スクリュー: アバットメントをフィクスチャーに固定するためのネジです。スクリューはアバットメントをフィクスチャーに確実に固定し、人工歯を安定させます。
  4. 人工の歯: 最終的に取り付けられる人工の歯です。アバットメントに取り付けられ、自然な見た目と機能を提供します。

インプラント治療は、まずフィクスチャーをあごの骨に埋入する手術が行われ、骨と結合するのを待ちます。その後、アバットメントが取り付けられ、最後に人工の歯が取り付けられます。

メリット・デメリット

メリット

インプラント治療のメリットは以下の通りです。

  1. 自然な見た目と感触: インプラントは天然歯に近い外観と感触を提供します。人工の歯は、周囲の自然な歯とほとんど区別がつかないため、美しい笑顔を維持するのに役立ちます。
  2. 噛む能力の向上: インプラントは安定した基盤を提供するため、噛む力を向上させます。これにより、硬い食べ物や噛み応えのある食事を楽しむことができます。
  3. 周囲の歯に影響を与えない: インプラントは隣接する歯に負担をかけることなく、欠損した歯を補うことができます。このため、周囲の歯の健康を維持しながら、歯列全体のバランスを保ちます。
  4. 長期的な解決策: 正しいケアと定期的なメンテナンスが行われれば、インプラントは長期的な解決策となります。他の治療法と比較して、より持続性が高いとされています。
  5. 骨の健康維持: インプラントがあごの骨に埋め込まれることで、骨の刺激が維持されます。これにより、骨の吸収が抑制され、あごの形状が維持されます。
  6. 自信の向上: インプラント治療により、欠損した歯の補綴が行われ、自信を取り戻すことができます。歯の欠損が解消されることで、自然な笑顔を取り戻し、コミュニケーションや社会活動に自信を持つことができます。

これらのメリットから、インプラント治療は欠損歯を補うための効果的な方法として広く採用されています。

デメリット

インプラント治療のデメリットは以下の通りです。

  1. 手術を伴う: インプラント手術は一般的に安全ですが、手術に伴うリスクが存在します。手術部位の感染や出血、神経や周囲組織への損傷などが考えられます。
  2. 手術後の不快感: インプラント手術後に腫れや痛み、一時的な不快感が生じることがあります。これらの症状は通常数日から数週間で解消しますが、個人によって異なります。
  3. 費用の高さ: インプラント治療は他の歯科治療法に比べて費用が高い傾向があります。手術や人工歯の材料費、追加的な処置などによる費用がかかるため、経済的な負担が大きい場合があります。
  4. 手術後の骨の吸収: インプラントが骨に埋め込まれることで、一部の骨の吸収が起こる場合があります。特に、歯を失ってから時間が経過している場合や骨量が不足している場合にこのリスクが高まります。
  5. 手術不能な状態: 一部の患者は、健康上の理由や骨の状態などにより、インプラント手術が適さない場合があります。これにより、治療の選択肢が限られる場合があります。
  6. 周囲の組織への影響: インプラントの埋入により、周囲の組織や神経に影響を与える可能性があります。特に、神経や血管に接近する場合、感覚の異常や炎症が生じる可能性があります。

これらのデメリットは、個々の患者の状況や治療計画によって異なります。インプラント治療を検討する際には、デメリットとメリットをよく理解し、歯科医師との相談を通じて適切な治療計画を立てることが重要です。

歯科用CTによる診査・診断

CT撮影は、インプラント手術において非常に重要です。CT画像を用いることで、骨の立体的な形状や密度、血管や神経の位置、周囲の組織の状態などをより詳細に把握することができます。これにより、より正確な手術計画を立てることが可能になり、手術の成功率や安全性を高めることができます。

特に、インプラントを埋入する位置や角度、深さを正確に決定するためには、CT画像の情報が欠かせません。また、CT撮影によって事前に異常やリスクが検出されれば、手術前にそれに対処することができます。

当院のように歯科用CTを設置している歯科医院では、患者の治療の安全性と効果を確保するために、CT撮影を標準的な手順として行っています。これにより、患者さまにより安心してインプラント治療を受けていただけるでしょう。