ワイヤー矯正

歯列矯正は歯並びを整えるだけでなく、かみ合わせの改善によりむし歯や歯周病の予防にもつながります。矯正治療にはさまざまな手法がありますが、一般的には1年半から2年ほどかかる場合があります。

矯正治療が痛みを伴うのではないかと心配される方もいらっしゃいますが、矯正装置を装着してから2、3日後に一時的な痛みを感じることがあります。しかし、ほとんどの場合、患者はすぐに慣れていきます。

表側矯正（ラビアル矯正）は、歯の表側に装着する矯正装置を用いる治療法です。この方法では、矯正装置が目立つことが避けられません。しかし、表側矯正は歴史のある治療法であり、幅広い症例や様々な種類の装置が利用できる特徴があります。ほとんどの不正咬合に対応可能であり、また、他の矯正方法に比べて比較的費用が安価なのもメリットです。矯正治療を周囲に知られても気にならない方には、表側矯正をおすすめします。

矯正治療を検討している方にとって、矯正装置の目立つことは一つの懸念です。そのため、裏側矯正（リンガル矯正）は歯の裏側に装着する治療方法であり、装置が表から見えないため、周囲の視線を気にすることなく、美しい歯並びを手に入れることができます。

ハーフリンガル矯正は、上顎には舌側（リンガル）に、下顎には表側（ラビアル）に矯正装置を装着する方法です。この方法では、両方の顎にリンガル矯正を採用するよりも費用を抑えることができます。また、下の歯に使用するブラケットを目立ちにくいセラミック製などにすることも可能です。